ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、さんまの「ホンマでっか!?TV」で脳科学者の澤口俊之氏はこのようにおっしゃっていました。
1番習い事としていいのはピアノです。
指を動かす、先を読む、暗記する。全て脳の働きを高めます。
ピアノを習っている子は頭が良く、さらに、ピアノを習うとキレにくくなります。
また彼の著書「夢をかなえる脳~何歳からでも始められる脳力向上トレーニング」では
人が夢を持ち、その夢をかなえるべく努力して成功し、幸せな人生を送るためには
IQ(一般的知能)よりHQ(人間性知能)が重要である
HQが高い人は「学力が高くて社会的」しかも画一的な優等生でなく「個性的で独創的」である
人間性が豊かで社会的にも成功し、そして健康で長生きする
また、HQが高ければ、自ずとIQも高くなる
と述べられています。
HQ(人間性知能)とは?
将来への夢や計画など、目的を持って適切に努力する能力
理性、思いやり、協調性などを身につけて社会でうまく生きる能力
幼児期(5~8歳頃)にピアノのおけいこをすることによって、HQが向上し、脳の構造も発達することが実証されているそうです。
では、ピアノのどこがHQの向上にいいのでしょう?
1)両手を並列的かつ複雑に使う
(両手の指を平等に使いつつ、右手と左手で違う動きをする)
2)楽譜を一時的にも記憶化しながら演奏する
3)次に弾く楽譜を先読みする
特に1)が重要で、左右で違うメロディを演奏するのは「マルチタスク(多重課題)」と言って
非常に高度な行為なのだそうです。
ピアノを使って脳トレをやっているわけですね。
ピアノでHQを高めるのは5~8歳が一番効果的だそうですが、20歳くらいまで十分に効果は認められるし、高齢になってからでも効果はあるのだそうです。ピアノを始めるのに遅いということはありません。